2012年8月2日木曜日

私的な事でごめんなさい

 毎日暑いですね。


 私事ですが、7月29日(日曜日)に最愛なる友人が、必死で病気


と戦い、うまく付き合っていた筈なのに、癌で死亡しました。


 3年前に母が他界し、私が、勤め始めたときに57歳で父が先立


ち、それ以前に、祖母や祖父がなくなり、その間には、親戚の者


も何人か、旅立ちましたが、ある意味あたりまえのことだし、死に


逝く者より、残された人の方が、遥かに堪えるものでもあるのは


承知です。


 でもね、どうしても逝ったことが受け入れられない、認められな


い人が私の側で息を引き取りました。勿論、その人は、今も心の


中にはいますが、そうじゃなくて、いつでも話を聞いて欲しいし、そ


の言葉が欲しいのです。いえいえ、存在だけでも・・・・・・


 彼女は、職場の1年先輩だけれど、他企業から来られていたの


で、ちょっと年の離れた姉御です。


 私はと言うと、少し、学生運動が下火になったときですが、そのく


すぶりに興味を持ち、いっぱしに、活動家気取りで物申していた


生意気な新採でした。だけど、皆とつるんで事を起こしたいとは思


っていず、あくまでも気のあった者だけ、あるいは自分だけと言っ


た、今もあまり変わらない勝手人間です。
 
 だから、職場でも、好かれる人と嫌う人がいて当然で、八方美人


にはなれないし、媚もだめのけったいな子?といつも彼女にも言


われています。(過去形は嫌なので)


 仕事を始めて半年経った頃、彼女の組合勧誘から付き合いが


始まりました。豊富な知識と頭の良さは、お墨付きです。私も周り


の人も彼女に引かれるのは自然の成り行きです。


 いつの間にか、妹、友人、師匠、?いつも頼りになり、尊敬と慈


悲に溢れ・・・あれちょっとちがうなぁ。なんだろう、うまく言い表せ


ないけれど、人が欲しがっている心の叫びに気づき、適切な声掛


をしてくれる。そう、彼女を知る人はきっと心当たりがあるはずで


す。それを優しさと言うのかよき理解者と思うのか、人それぞれだ


けれど、私は、彼女がいるだけで、昔も今も、のびのび生きること


ができています。


 彼女から多くを学び、語らい、思考し、遊び、飲み、歌い、つる


み、・・・・・たのしかったなぁ


 側にいなくても、何してる・何考えてる・何したいん・何したん・ど


うするのん・ほんで・やっぱし・・・・・・・同じやなぁ・・・・


 職場は5年で転勤して、ほとんど一緒に居る事はなかったけれ


ど話せばすぐに通じるんです。会った事のない人も話からその時


点で私も友人に加わっています。多分、彼女の周りの人もそう。


 実は、体調を壊して、緊急に入院した病室には、毎日、何十人と


言う友や教え子や句会仲間や、大学の同級生や親戚の人々等な


が入れ替わり立ち代りやってこられましたが、ほとんどの人が


名前とその人のエピソードしか聞かされていないけれど、会った


その時から私も友人の一人に加えてもらえました。また、お通夜も


告別式も同じです。


 そうなんです。そこが、いや、そこも彼女の技なのです。こうして


いくら書いても彼女を表現できない自分がもどかしいですが、一


人でも知ってほしいのです。彼女こそ、ノーベル賞を貰うべき人だ


と言う事を!


 そこで、しゃれではなく本当に、8月5日(日曜日)友人葬で、下町


のノーベル平輪賞を貰ってもらおうと言うことになりました。


 と、書いてしまいましたが、正直、無念なんです。もったいない早


すぎる。今頃私の側で、「何書いてんの、私の事?まあ、間違って


いないけど・・・・・・」相変わらず文才がないなとは言わないまで


も・・・・・・   ほんで何が言いたいネン    ながいねぇ         


・・・・・・・・・・・・ん   どうしよう師匠

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1 件のコメント:

  1. 桶蝶さん、
    初めてのコメント、読者登録も完了です。
    諦めきれない想いは私も全く同じです。
    なので、まだ私は粘って考えます。
    彼女は存在しているんだ、と。
    ただ空気みたいな風みたいに気体化しただけなんだ、と。

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